MENU

固定電話(加入電話)の料金は月いくら?基本料・通話料と安くする方法

固定電話(加入電話)は、2035年に向けて従来の電話回線(メタル線)が縮小に向かう中、値上げが進んでおり、今後も値上げする見込みは高いでしょう。

この記事では、固定電話の料金の目安と、自社の料金の確認方法、料金を安くする方法も紹介します。

この記事でわかること

  • 固定電話の月額の目安
  • 基本料・通話料・オプション料の内訳と、他の電話との違い
  • 自社の料金の確認方法と、料金を安くする4つの方法
目次

固定電話の月額料目安

固定電話の月額料金は、毎月決まってかかる基本料(回線使用料)に、使った分の通話料とオプション料を足した金額です。2026年10月現在では、NTTの加入電話の基本料は住宅用で月1,815円〜2,090円、事務用で月2,860円〜3,080円です。

種別月額
住宅用1,815円〜2,090円
事務用2,860円〜3,080円

※税込。地域やダイヤル回線・プッシュ回線の違いで変わります。
※通話の量やオプションの有無で、正確な月額は変わってきます。
※屋内配線や電話機をNTTからレンタルしている場合は、屋内配線使用料(月66円)や機器使用料(月198円〜)が上記に加わります。

通話料

加入電話の通話料は、かける相手によって2つの料金に分かれます。

  • 固定電話宛て: 全国一律 9.35円/3分
  • 携帯電話宛て: 17.6円/60秒

以前は距離によって市内・県外で料金が違いましたが、2024年1月の IP網への移行で、固定電話宛ては距離に関係なく同じ料金になりました。

オプション料

着信時に相手の番号を表示するナンバー・ディスプレイなどは、月額のオプションです。

サービス内容住宅用事務用
ナンバー・ディスプレイ相手の番号を表示440円1,320円
ナンバー・リクエスト非通知の着信を断る220円440円
キャッチホン通話中に別の着信を受ける330円/1契約者回線毎330円/1契約者回線毎
ボイスワープ携帯電話などに転送550円/1契約者回線毎880円/1契約者回線毎

※ナンバー・リクエストはナンバー・ディスプレイの契約が必要

NTTの留守番電話サービス(ボイスボックスなど)は2016年2月に終了しています。留守番電話を使いたい場合は、留守番機能のある電話機が必要となります。

ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料は1番号ごとにかかる

ユニバーサルサービス料は、全国どこでも固定電話や公衆電話を使える状態を保つための費用を、電話番号ごとに負担するものです。電話リレーサービス料は、聴覚や発話に障害がある人の通話を手話・文字で仲介するサービスを支えるための費用です。

  • ユニバーサルサービス料: 2.2円/1番号・月(2026年1月から)
  • 電話リレーサービス料: 1.1円/1番号・月(2026年4月〜2027年3月利用分)

どちらも金額は小さいものの、固定電話だけでなく、携帯電話やひかり電話の番号も対象です。

2027年4月には通話料も値上げ

NTT東日本・NTT西日本は、2026年4月1日利用分から加入電話の基本料を値上げしたのに続き、2027年4月1日利用分からは通話料も値上げします。

2026年9月30日にNTT東日本・NTT西日本が発表したもので、加入電話だけでなく、ひかり電話や光回線電話、ワイヤレス固定電話も対象です。基本料は据え置きです。

区分現在2027年4月から値上げ幅
加入電話 固定電話宛て9.35円/3分10.45円/3分+1.1円
加入電話 携帯電話宛て17.6円/60秒19.8円/60秒+2.2円
ひかり電話 固定電話宛て8.8円/3分9.9円/3分+1.1円
ダイヤルイン880円1,100円+220円

※税込。ダイヤルインは1番号あたりの月額

ひかり電話は、これまで無料だったホームゲートウェイ(ひかり電話に必要な機器)のレンタル料も有料になり、NTT東日本で月495円、NTT西日本で月275円かかります。NTTは値上げの理由として、部材費や人件費の高騰を挙げています。

自社の固定電話料金を確認する方法

今の料金は、毎月の請求書かWebの明細で確認できます。

NTT東日本・西日本の加入電話はWeb明細で確認

NTT東日本は「@ビリング」、NTT西日本は「Myビリング」で、毎月の請求金額と内訳を確認できます。どちらも登録すれば無料で使え、過去の請求も見られます。なお、NTTファイナンスから請求を受けている場合は、同社の「Webビリング」で確認します。

紙の請求書を受け取っている場合は、請求書の内訳に基本料・通話料・オプション料が分けて書かれています。

明細でチェックすべき項目は3つ

明細を見るときは、次の3つを確認します。

  • 基本料の区分: 使っていない回線が残っていないか
  • オプション料: 使っていないオプションが残っていないか
  • 携帯電話宛ての通話料: 通話料の大半を占めていないか

特にオプションは、電話機を買い替えたあとも契約だけ残っていることがありますので注意して確認しましょう。

固定電話の料金を抑える4つの方法

ここからは、固定電話の料金を抑える方法について解説します。

使っていないオプションは解約する

1つ目に、使っていないオプションを解約することです。ナンバー・ディスプレイやキャッチホンなど、使っていないオプションは解約するとその分安くなります。住宅用でナンバー・ディスプレイ(440円)とキャッチホン(330円)を外すと、月770円、年間で9,240円の節約です。

携帯電話への発信はスマホのかけ放題と使い分ける

2つ目に、携帯電話への発信は携帯電話からかけることです。

加入電話から携帯電話にかけると17.6円/60秒かかり、2027年4月からは19.8円/60秒に上がります。携帯電話にかけることが多いなら、かけ放題のついたスマホから発信したほうが安く済むので通話の際には注意しましょう。

固定電話を別のサービスに切り替える

そもそも固定電話を別のサービスに切り替えるのもおすすめです。加入電話の代わりになるサービスには、ひかり電話、光回線電話、ワイヤレス固定電話、クラウドPBXの4つがあります。

名前は似ていますが、ひかり電話と光回線電話は別のサービスです。ひかり電話は、フレッツ光などの光回線とセットで使う電話で、インターネットも一緒に使う場合に向いています。光回線電話は、NTT東日本・NTT西日本が光ファイバーで提供する電話だけのサービスで、フレッツ光やプロバイダーの契約は必要ありません。その代わり、光回線電話の回線ではインターネットは使えません。光ファイバーを引けない場所では、ワイヤレス固定電話などが代替手段として有効になってきます。

項目加入電話ひかり電話光回線電話ワイヤレス固定電話クラウドPBX
月額(住宅用)1,980円〜2,090円550円+光回線料1,760円〜1,870円1,760円〜1,870円1ユーザー1,000円前後〜
月額(事務用)2,970円〜3,080円550円+光回線料2,640円〜2,750円2,640円〜2,750円1ユーザー1,000円前後〜
固定電話宛て9.35円/3分8.8円/3分8.8円/3分8.8円/3分サービスによる
携帯電話宛て17.6円/60秒17.6円/60秒17.6円/60秒17.6円/60秒サービスによる

※税込、2026年10月時点。加入電話はプッシュ回線の料金。クラウドPBXは主要サービスの相場
※2027年4月から、固定電話宛ては加入電話が10.45円/3分、ひかり電話・光回線電話・ワイヤレス固定電話が9.9円/3分に、携帯電話宛てはすべて19.8円/60秒に値上げされます

光回線電話やワイヤレス固定電話は、加入電話からの切り替え工事費は条件によっては無料です。各サービスそれぞれで、地域や番号によっては引き継げない場合もあるため、必ず切り替えの前に確認するようにしましょう。

使わない期間があるなら利用休止を検討する

しばらく固定電話を使わないなら、利用休止という方法があります。工事費3,300円〜がかかりますが、休止中は基本料がかかりません。休止期間は5年ごとで、延長することもできます。(最大10年間)

ただし、再開するときは電話番号が変わり、工事費として3,300円〜かかります。番号を残したい場合には向きません。

まとめ

NTTの加入電話は、2026年に基本料金が値上げされ、2027年には通話料も値上げされます。メタル回線を使う加入電話は2035年頃までに光やモバイルの回線へ順次移行する予定で、今後も値上げが続く可能性が高いことから、なるべく別のサービスに切り替えるのがおすすめです。

ただし、切り替える際には、番号が引き継げるかどうか、コスト感はどれくらい変わるのか、いらないオプションをつけていないかなど意識することが重要です。

より多くの方に役立てる記事を発信して参りますので、ぜひ拡散いただけると幸いです。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

IT・通信業界の会社で、編集者の仕事をしています。
より多くの企業様に、後悔のしない、満足のいくサービス・情報を届けられるように執筆を心がけております。

目次